A. I. / MRD / エレメント
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A. I.

<Application Identity>

アプリケーション識別子は、UCC/EAN−128補足コードに於いて、これに続くコードの意味、内容を示すためのコードで、これらの組合せにより梱包内容物に関する様々な情報を表すことが出来る。
EAN−128は通常標準物流シンボル(UPCケースコード)と組み合わせて用いられるが、標準カートンIDの場合は単独で用いられる。
以下に1996年現在決定されているA.I.を示す。
 
■標準カートンID
00 + n18
A.I.00は輸送容器用連続コードとも呼ばれ、他を補足するのではなく、これ自体が独立して機能する。
1988年に米国繊維業界標準化委員会が制定したSSCC(Serial Shipping Conttainer Code)をそのまま採用したコード。
A.I.の次の1桁は包装タイプを示します。そのコードと包装タイプは次の通り。
この次の7桁はEANのフラグとメーカーコード、次の9桁は出荷包装の連続番号、最後はチェックデジット(モジュラス10)。
もともと詰め合わせ出荷が多い衣料品において、事前出荷明細通知システムと連携して利用される、割り符のような役目を果たす。
 
■出荷コンテナコード
01 + n14
出荷用コンテナコードはA.I.の次に包装タイプを示す1桁のコード、その次に12桁のEAN(JAN)コードとチェックデジットがつく。
この14桁に後に、数量を除く各種の補足コードが続く。
02 + n14
A.I.02は出荷用コンテナコードの内、A.I.37(数量)と組み合わされるものに付けられる。
 
■バッチ/ロットナンバー
10 + an_20
企業間での追跡識別のために、主としてメーカーによって設定された追跡可能なロット番号、バッチ番号、加工処理番号などを20桁以内のアルファ・ニューメリックで表す。
■年月日
11 + n6 = 製造年月日
13 + n6 = 包装年月日
15 + n6 = 保証期限(推奨保証期限、品質保持期限、賞味期限、薬効期限など)
n6はYYMMDD(年年月月日日)を表し、年と月のみで表すときはDDを00にする。
 
■リニューアル商品
20 + n2
EAN(JAN)コードが同一のまま、包装のリニューアルや規格が変更された商品について付けられる。
 
■連続番号
21 + an_20
商品のシリアル番号、追跡可能番号、連絡管理のID番号など、メーカーが設定した連続番号を示す。
22 + an_29
HIBCC(全米製薬団体事務管理協議会)の定義による利用。数量・日付・バッチ・リンク
23L + an_19
過渡的に使用するロットナンバー
240 + an_30
メーカーが商品の規格、容量、重さ等を指定するために設定するコード
241 + an_30
発注者の指定による商品アイテムIDコード
250 + an_30
製品のライフサイクル全体にわたって、メーカーが設定した補足的な連続番号。コンピュータ管理のシリアル番号など
 
■数  量
30 + n_8
数量、個数、量。企業間で定義された計測できる数値
 
310X + n6   正味重量/キログラム
311X + n6   長さ、または1次元寸法データ/メートル
312X + n6   幅、直径、または2次元寸法データ/メートル
313X + n6   深さ、厚さ、高さ、または3次元寸法データ/メートル
314X + n6   面積/平方メートル
315X + n6   容量/リットル
316X + n6   体積/立方メートル
320X + n6   正味重量/ポンド
321X + n6   長さ、または1次元寸法データ/インチ
322X + n6   長さ、または1次元寸法データ/フィート
323X + n6   長さ、または1次元寸法データ/ヤード
324X + n6   幅、直径、または2次元寸法データ/インチ
325X + n6   幅、直径、または2次元寸法データ/フィート
326X + n6   幅、直径、または2次元寸法データ/ヤード
327X + n6   深さ、厚さ、高さ、または3次元寸法データ/インチ
328X + n6   深さ、厚さ、高さ、または3次元寸法データ/フィート
329X + n6   深さ、厚さ、高さ、または3次元寸法データ/ヤード
330X + n6   全体の重量/キログラム
331X + n6   長さ、または1次元寸法データ/メートル換算
332X + n6   幅、直径、または2次元寸法データ/メートル換算
333X + n6   深さ、厚さ、高さ、または3次元寸法データ/メートル換算
334X + n6   面積/メートル換算
335X + n6   全体の容積/メートル換算
336X + n6   全体の体積/メートル換算
337X + n6   圧力/ キログラム/平方メートル
340X + n6   全体の重量/ポンド
341X + n6   長さ、または1次元寸法データ/インチ換算
342X + n6   長さ、または1次元寸法データ/フィート換算
343X + n6   長さ、または1次元寸法データ/ヤード換算
344X + n6   幅、直径、または2次元寸法データ/インチ換算
345X + n6   幅、直径、または2次元寸法データ/フィート換算
346X + n6   幅、直径、または2次元寸法データ/ヤード換算
347X + n6   深さ、厚さ、高さ、または3次元寸法データ/インチ換算
348X + n6   深さ、厚さ、高さ、または3次元寸法データ/フィート換算
349X + n6   深さ、厚さ、高さ、または3次元寸法データ/ヤード換算
350X + n6   面積/平方インチ
351X + n6   面積/平方フィート
352X + n6   面積/平方ヤード
353X + n6   面積/平方インチ換算
354X + n6   面積/平方フィート換算
355X + n6   面積/平方ヤード換算
356X + n6   正味重量/トロイオンス
360X + n6   容量/クォート(1/4ガロン=1.14リットル)
361X + n6   容量/ガロン
362X + n6   全体の容量/クォート
363X + n6   全体の容量/ガロン
364X + n6   容量/立方インチ
365X + n6   容量/立方フィート
366X + n6   容量/立方ヤード
367X + n6   全体の容量/立方インチ
368X + n6   全体の容量/立方フィート
369X + n6   全体の容量/立方ヤード
 
■数 量
37 + n_8
A.I.02とのみ併用されて数量を示す
 
■業務管理番号
400 + an_30
顧客の発注番号。取引の識別のために発注者によって設定された注文番号
401 + an_30
商品の託送番号
 
■ロケーションナンバー
410 + n13
出荷先(納品場所)コード。ロケーションナンバーまたはEANのフラグ+メーカーコード+事業所コードを13桁で示す
 
■ロケーションナンバー(企業・事業所・特定場所の表示)
411 + n13
請求先(請求書発送先)コード。ロケーションナンバーまたはEANのフラグ+メーカーコード+事業所コードを13桁で示す
412 + n13
商品仕入先コード。ロケーションナンバーまたはEANのフラグ+メーカーコード+事業所コードを13桁で示す
413 + n13
UCC/EANのロケーションナンバーによる出荷であることを示す
414 + n13
物流IDとしてUPC/EANのロケーションナンバーによる出荷であることを示す
420 + an_9
出荷先の郵便機関によって規定された郵便番号による送り先所在地コード
421 + a2 + an_9
2桁のISO国別コード(a2)が付いた国際郵便コードによって規定された所在地コード
 
■運送貨物番号
 
43 + n4 + n7 + an_10 + n1
運送業者によって設定された貨物番号
 
■計量単位
8001 + n14
ロール状の商品の幅・長さ・コア直径・方向及び継ぎ目
 
■携帯電話連続番号
8002 + an_20
携帯電話業者のための電子シリアル番号
 
■返品管理番号
8003 + n14 + an_16
返品要求によって返送する場合の管理番号。出荷コンテナコード14桁+梱包番号最大16桁
 
■一般的な連続番号
8004 + an_30
 
■価格表示
8005 + n6
計量商品に対する価格の表示
 
■構成部品の管理番号
8006 + n14 + n2 + n2
商品を構成するコンポーネント、部分を管理する番号
 
■サーピス関連番号
8018 + n18
サービス関連番号
 
■クーポン拡張コード
8100 + n1 + n5
UPCナンバーシステムキャラクタ1桁+申込番号5桁
8101 + n1 + n5 + n4
UPCナンバーシステムキャラクタ1桁+申込番号5桁+申込終了番号4桁
8102 + n1 + n1
0+UPCナンバーシステムキャラクタ1桁
 
■FACTデータ識別子
90 + an_4 + an_26
主に鉄鋼・自動車・電子機器製造業界で使用
 
■業界内部使用
91 + an_30
原材料・梱包・構成部品メーカー
92 + an_30
原材料・梱包・構成部品メーカー
93 + an_30
商品メーカー
94 + an_30
商品メーカー
95 + an_30
運送業者/運送明細・送り状・PRO番号・その他
96 + an_30
運送業者
97 + an_30
卸業者および小売業者
98 + an_30
卸業者および小売業者
99 + an_30
相互定義テキスト

MRD

<Minimum Reflection Difference>

白バーと黒バーの反射率の差をいう。 PCS に代わって USS の刷り色基準の規格となった。

最小エレメント幅 1.016ミリ以下の場合
白バーの反射率(RL) 37.5 以上
黒バーの反射率(RD) 30.0 以下で
MRD(RL - RD)    37.5 以上
最小エレメント幅 1.016ミリ以上の場合
白バーの反射率(RL) 25.0 以上
黒バーの反射率(RD) 30.0 以下で
MRD(RL - RD)    20.0 以上
但し反射率は波長660nm(ナノメーター = 1億分の1メーター)の赤色光とする。

(→PCS



エレメント Element

マルチレベルバーコードの一つ一つの黒バーまたは白バーのこと。

(→モジュール




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